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特定技能の支援計画とは?作成時のポイントを解説

  • 執筆者の写真: WS-column
    WS-column
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

特定技能外国人を採用する際、企業(特定技能所属機関)に必ず求められるのが「1号特定技能外国人支援計画」の作成と実行です。 外国人材が日本での生活や業務にスムーズに馴染むためには、入社前の準備から入社後のフォローまで、きめ細やかなサポートが欠かせません。

本記事では、義務的支援の基本的な考え方や、支援計画で押さえるべき具体的な項目、そして作成・運用のポイントを分かりやすく解説します。


特定技能支援計画のポイントを解説




1. 義務的支援の基本的な考え方


特定技能1号の外国人を受け入れる企業には、法律に基づき「外国人が安定的かつ円滑に在留活動を行えるようにするための支援」を行う義務があります。これが「義務的支援」です。

日本人を採用する場合とは異なり、言語や文化、生活習慣が違う異国で生活基盤を築くためには、企業側の積極的なサポートが不可欠です。義務的支援は単なる「お世話」ではなく、外国人が生活上の不安をなくし、仕事で100%のパフォーマンスを発揮するための重要な投資であると捉えることが大切です。


なお、この支援計画の策定や実施は自社で行うことも可能ですが、要件が厳格であるため、多くの企業は専門的なノウハウを持つ「登録支援機関」に全部を委託しています。支援の全部を委託することで、企業は本来の業務である「現場での人材育成と業務指導」に集中することができます。



2. 支援計画で押さえるべき「10の項目」

義務的支援計画には、法令で定められた以下の10項目を必ず盛り込み、実行する必要があります。


  1. 事前ガイダンスの実施 雇用契約締結後、入国前に労働条件や日本の生活環境について、外国人が十分に理解できる言語で説明します。

  2. 出入国する際の送迎 入国時に空港から事業所(または住居)までの送迎、および帰国時の空港までの送迎と保安検査場への入場確認を行います。

  3. 住居確保・生活に必要な契約支援 アパートの賃貸契約の連帯保証人になる、または社宅を提供するなどして住居を確保します。また、銀行口座の開設や携帯電話、ライフラインの契約手続きもサポートします。

  4. 生活オリエンテーション 入国後、日本のルール(ゴミの出し方、交通ルールなど)や、医療機関の利用方法、防災知識など、生活に必要な情報を説明します。

  5. 公的手続等への同行 市役所での住民登録、税金や年金の手続きなどが必要な際、必要に応じて同行しサポートします。

  6. 日本語学習の機会の提供 日本語教室の案内や学習教材の提供など、日本語を学ぶための環境づくりを支援します。

  7. 相談・苦情への対応 職場や生活に関する相談・苦情に対し、母国語で対応できる体制を整え、適切な助言や指導を行います。

  8. 日本人との交流促進 地域のお祭りやボランティア活動、町内会など、地域社会との交流の場を案内し、参加をサポートします。

  9. 転職支援(会社都合の退職時) 人員削減など企業側の都合で雇用契約を解除する場合、次の就職先を探すための支援や推薦状の作成を行います。

  10. 定期的な面談・行政機関への通報 支援責任者等が外国人とその上司と定期的に(3か月に1回以上)面談を行い、労働状況を把握します。労働基準法違反などがあれば、行政機関へ通報する義務があります。



3. 支援計画作成・運用時のポイント


母国語でのサポート体制を確保する

支援計画の多く(事前ガイダンス、生活オリエンテーション、相談・苦情対応など)は、「外国人が十分に理解できる言語(母国語)」で実施することが法令で定められています。社内に多言語対応できるスタッフがいない場合、自社での支援実施は大きなハードルとなります。


支援の「質」が定着率を左右する

要件を満たすために形式的な支援計画を作成するだけでは、外国人材の孤立や早期離職を防ぐことはできません。相談窓口の周知や、定期的な面談を通じた細かなケアなど、実効性のあるサポート体制を構築することが重要です。


専門家(登録支援機関)との連携

前述の通り、支援には多言語対応や出入国在留管理庁への定期的な報告など、専門知識と多大な労力が必要です。採用と受け入れをスムーズに進めるためには、外国人材の紹介から支援計画の作成・実施までを一貫してサポートできる「登録支援機関」をパートナーとして選ぶことが、結果として最もコストパフォーマンスの高い選択となります。



まとめ

特定技能外国人が即戦力として長く活躍してくれるかどうかは、入社前後の「支援計画」の質にかかっています。

企業側で準備すべき義務的支援の内容を正しく理解し、自社のリソースだけで対応が難しい部分は、国際人材支援のプロフェッショナルである登録支援機関を上手に活用して、無理のない受け入れ体制を構築しましょう。

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