【2026年6月末】特定技能1号の在留者数・分野別充足率一覧|上限に近い分野は?

更新日:9月30日
※本記事は、出入国在留管理庁が公表した令和8年6月末時点の速報値をもとに更新しています(初回公開:2026年7月6日/最終更新:2026年10月)。

1.最新データのポイント(3行まとめ)
特定技能1号の在留者数は全分野合計で425,961人です。令和11年3月までの受入れ見込数805,700人に対し、充足率は52.9%になりました。
1年間の増加数は92,838人です。人手不足を背景に、受け入れは引き続き急速に進んでいます。
外食業は充足率98.1%と上限目前です。一方で宿泊は17.3%で、分野によって状況が大きく異なります。
2.分野別の在留者数・充足率一覧
出典:出入国在留管理庁「特定技能1号の受入れ見込数及び在留者数について(令和8年6月末時点・速報値)」
分野 | 受入れ見込数 | 在留者数 | 充足率 | 年間増加数 |
外食業 | 50,000 | 49,060 | 98.1% | 13,289 |
飲食料品製造業 | 133,500 | 100,769 | 75.5% | 16,698 |
建設 | 76,000 | 52,132 | 68.6% | 8,533 |
介護 | 126,900 | 79,884 | 63.0% | 24,968 |
農業 | 73,300 | 44,050 | 60.1% | 9,115 |
航空 | 4,900 | 2,803 | 57.2% | 985 |
自動車整備 | 9,400 | 5,235 | 55.7% | 1,488 |
造船・舶用工業 | 23,400 | 11,641 | 49.7% | 996 |
漁業 | 14,800 | 4,912 | 33.2% | 1,070 |
ビルクリーニング | 32,200 | 10,171 | 31.6% | 2,753 |
工業製品製造業 | 199,500 | 62,033 | 31.1% | 10,970 |
宿泊 | 14,800 | 2,556 | 17.3% | 1,291 |
自動車運送業 | 22,100 | 558 | 2.5% | 548 |
鉄道 | 2,900 | 64 | 2.2% | 43 |
林業 | 900 | 19 | 2.1% | 19 |
木材産業 | 4,500 | 74 | 1.6% | 72 |
リネンサプライ/物流倉庫/資源循環 | 4,300/11,400/900 | 集計前 | - | - |
合計 | 805,700 | 425,961 | 52.9% | 92,838 |
※自動車運送業・鉄道・林業・木材産業は令和6年3月、リネンサプライ・物流倉庫・資源循環は令和8年1月に追加された分野です。
3. 上限に近い分野:外食業・飲食料品製造業・建設
外食業(充足率98.1%)
全分野で最も上限に近い状況です。外食業では受入れ上限に関する特別な運用が行われており、海外から新たに呼び寄せる形での採用は難しくなっています。すでに国内にいる人材の転職採用など、採用ルートの見直しが必要です。最新の取扱いは、出入国在留管理庁と農林水産省の発表で必ず確認してください。
飲食料品製造業(75.5%)・建設(68.6%)
在留者数が最も多い分野と、それに続く分野です。まだ枠は残っていますが、年間の増加ペースが続けば、数年以内に上限が意識される水準です。採用を予定している企業は、早めの計画が必要です。
介護(63.0%)
年間増加数は約2.5万人で、全分野で最多です。採用競争が最も激しい分野の一つと言えます。
4. まだ枠に余裕がある分野:宿泊・新設分野
宿泊(充足率17.3%)
インバウンド回復で人手不足が深刻な一方、受入れ枠にはまだ大きな余裕があります。ホテル・旅館にとっては、今が受け入れを始めやすいタイミングです。詳しくは「高知のホテル・旅館が特定技能で人材を採用するには」(column063へリンク)で解説しています。
自動車運送業・鉄道・林業・木材産業(2%前後)
令和6年に追加された分野は、どれも立ち上がり期です。ただし免許や試験などの要件があるため、枠があってもすぐに採用できるわけではありません。準備期間を見込んだ計画が必要です。
リネンサプライ・物流倉庫・資源循環
令和8年1月に追加された新しい分野で、まだ在留者数は集計されていません。先行して受け入れ体制を整えた企業が、人材を確保しやすい状況です。
5. 企業が今やるべきこと
1.自社の分野の充足率を確認する 上限に近い分野では、「採用しようとしたときには枠がない」リスクがあります。
2.採用ルートを複数持つ 海外からの採用だけでなく、国内在住者の採用も検討しておくと、制度変更の影響を受けにくくなります。
3.定着に力を入れる 枠が限られる分野ほど、今いる人材に長く働いてもらうことの価値が上がります。
6. 高知県の企業にとっての意味
全国の充足率は、そのまま地方の採用のしやすさを表すわけではありません。都市部と地方では、同じ分野でも人材の集まり方が大きく違います。
高知県内での特定技能の受け入れの全体像は「高知県で特定技能外国人を採用するには?」で、県内のデータや県の支援策とあわせて整理しています。
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